B修繕工事を受けることなく廃車された、東京メトロ銀座線の01系。
この01系がもしもB修繕工事を受けていた場合、どのような見た目になっていたのか?という妄想から制作しました。
改造内容は以下の通り。
- 車体帯デザインの変更
- 行先表示器のフルカラーLED化
- 前照灯のLED化
- 床下機器更新
車体帯のデザインは、01系・1000系・10000系(副都心線)を足して3で割ったものをイメージし、12パターンの配色を候補に挙げて検討しました。
元々の01系と同じ色(紺・白・オレンジ)の帯は細めて肩に上げました。ホームドアで腰が隠されても帯色が分かるよう肩へ路線色を配置した、東京メトロではおなじみのデザインを意識しています。
検討の段階では肩の路線色はオレンジ色のみにするつもりだったのですが、制作に入ってからバランスをとるために紺色・白色を追加しています。
前面の塗り分けは、01系の元々のものが完成されすぎていて手を加える余地がありません。しかし新しい印象を付けてみたかったので、かっこよさが衰えることを承知の上で位置を上げています。
前面・腰の帯色は、1000系でも採用された黄色・茶色の組み合わせを使用。銀座線開業当初に使われた、日本初の地下鉄車両「1000形」の色です。
行先表示は1000系の写真から切り抜いてきたものです。1000系と同じ表示をわざわざ新しくドット打ちするのはさすがに面倒でして(
前照灯は東急2000系から抜いてきました。意外と明るさの調整に手間を取られてびっくり。
床下機器は同じ渋谷駅で同日に撮影した1000系の写真から切り取ってきました。機器更新というよりは床下丸ごと更新ですね()
この駅は線路がカーブしているため車両の角度が号車によって違います。なので、1両目前面・1両目側面・2~3両目・4~6両目と、4ブロックに分けて切り抜きました。
側面の行先表示はどうしようか迷ったのですが、アルミの車体に小さな窓を開けるのは工事として難があるのかなぁなどと考え(素人なので『アルミは加工が難しい』程度の知識しかありません)、側窓の上の方を一部閉鎖して設置したということにしました。角度的にこの写真では表現できなかったのですが、そういう設定です。
元写真はこちら。床下結構頑張ったので見比べていただけると嬉しいです…